県が3年前から行っている、嘉手納基地より南のアメリカ軍基地周辺の地下水の調査の結果、国内で使用が禁止されている化学物質が20種類検出されたことがわかりました。
県が2019年から実施している嘉手納基地より南のアメリカ軍基地周辺の地下水の調査結果によりますと、国内で使用が禁止されている化学物質20種類が検出されたことがわかりました。
このうち2021年の基地周辺15地点の分析結果では、シラミ駆除で使用される毒性が高いDDTや殺虫剤に使用されるクロルデンなどの農薬成分、人体に有害な影響を及ぼすPFOS及びPFOA、さらに弾薬に使われる成分など、19種類の化学物質が検出されています。
また2020年の調査では、普天間基地周辺のチュンナガーで2200ナノグラムのPFOSとPFOAが検出されました。
この水質調査は、返還が予定されているアメリカ軍基地周辺の地下水について、汚染状況などを把握するため、県が3年前から実施しているものです。