今年7月に那覇市の認可外保育園で生後3カ月の男児が死亡した問題で、園が乳児を複数回うつぶせにして寝かせていたことがわかりました。
7月30日に那覇市の認可外保育園で一時保育で預かっていた生後3カ月の男の子が死亡した問題で、登園した朝8時ごろにから迎えが来た正午すぎまでの間に男の子を複数回うつぶせの状態にして寝かせていたことが市の調査でわかりました。
園が市に提出した報告書では、うつぶせ寝によって男の子の顔の一部が濃い紫色になっていて、繰り返し聞こえていた声が午前11時ごろから聞こえなくなっていたということです。
当時、園には0歳の乳児4人を含む4歳までの子ども12人がすでに預けられていたのに、園長と従業員の2人しか出勤しておらず、子どもを受け入れる態勢が整っていなかったこともわかっています。
乳児保育が専門の宮川名子さんは「乳児がうつぶせで寝ると口と鼻がふさがって呼吸ができなくなるのでやってはいけない」と指摘したうえで、予期せぬ事故を防ぐために5分に一度、顔色や表情をチェックする必要があると話しています。
那覇市の指導監督基準では、乳児を仰向けにしてうつぶせ寝にならないよう求めています。