子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」=いわゆるプール熱の患者が先月上旬から増加していて那覇市はきょう警報を出して注意を呼び掛けています。
那覇市保健所によりますと先月上旬から患者の報告が相次ぎ、先月25日から今月1日までの1週間でプール熱の患者が定点あたり4・29人と警報の基準となる3人を超えました。このため那覇市はきょう警報を出しました。
「咽頭結膜熱」=いわゆるプール熱は子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどの飛まつで感染するほか、ウイルスが付着したタオルやおもちゃなどを介して感染します。
直近4週間の患者を合わせると55人で年齢別にみると2歳が最も多く13人、次いで3歳が9人と6歳未満の感染が全体の8割以上を占めていています。
那覇市は、手洗いやうがい、プールの前後はシャワーで体をよく洗い流すなど感染予防を徹底するよう呼びかけています。