今後も生徒たちの就業体験や就職先の開拓に力を入れていくということです。軽度の知的障がいがある生徒たちの学校での活動を知ってもらおうと、うるま市で企業向けの学校見学会が開かれました。
この見学会は、就労にむけた学校の取り組みを知ってもらい、障がいのある生徒たちの就職につなげようとうるま市の沖縄高等特別支援学校が開き、福祉施設やホテルなどおよそ40の企業が参加しました。
沖縄高等特別支援学校は、軽度の知的障がいがある生徒たちが通う学校で、一般就労を目指す専門科目の授業では生徒たちが、「流通サービス」や「木工」など、5つのコースに分かれ、働くための技術や知識などを身につけています。
企業の担当者は、各コースの授業の様子を見学し、生徒たちが元気よく授業内容を説明したり、細かい作業を丁寧にこなす姿を見て就職した際、どんな仕事を任せられるのか、イメージしているようでした。
小売業の担当者は「子どもたちが自分の長所を生かして一生懸命やっている姿を見て弊社でも、こういう子だったら、適応できるかなといろいろ考えながら見ているんですけれど、みなさん、よく頑張っているという印象を受けました」と話しました。
ビルメンテナンス業の担当者は「みなさん非常に明るく一生懸命されているので、こちらのほうが元気をもらいます。我々でも今年度採用を検討しておりますので、そういった意味あいでは継続して雇用できるようにしていきたいと思います」と話しました。
学校では、今後も生徒たちの就業体験や就職先の開拓に力を入れていくということです。