県内の薬剤師不足の解決に向けて県内の薬業団体が、2024年7月1日、県に対し琉球大学への薬学部設置を要請しました。要請を行ったのは、県薬剤師会など4団体です。
要請では、琉球大学への薬学部設置は県内の慢性的な薬剤師不足の根本的な解決策だとして、薬学部設置に必要な初期費用の財政的な支援や学部運営が軌道に乗るまでの運営費補助の実施とその財源の確保などを盛り込んでいます。
県薬剤師会・前濱朋子会長は「我々薬剤師会としましては、県民の所得も考えるとぜひ、国公立でと思っています」と述べました。
要請を受けた池田副知事は、「新たな支援を国に求めていて県独自の支援についても大学と協議をしながら検討を進めている」と話しました。
県薬剤師会によりますと人口10万人あたりの県内の薬剤師の数は全国最下位だということです。