新型コロナの感染拡大などをきっかけに介護ロボットを現場に取り入れる動きが加速しています。そんな中、すでに導入している介護老人福祉施設が那覇市で報告会を行いました。
介護ロボット地域フォーラム事業は、最新テクノロジーを導入することで介護の負担軽減や介護の質の向上を図ろうと厚生労働省が行っているもので、19日のイベントには、経営者や介護現場で働く人などおよそ110人が参加しました。
イベントでは、介護ロボットを導入している社会福祉法人の千尋会が講演し、利用者が使用するマットレスや敷布団の下に「眠りSCAN」というセンサーを敷き、リアルタイムにモニタリングし状況を把握することで効率化できていることなどを報告しました。
介護老人福祉施設嬉の里・嘉手苅一事務局長は、「今、眠りSCANで画像を確認して今、行くべきか少しおけるという判断がつきまして、焦らないで対応ができるという報告を受けています」
そして、DXを活用することで、人を介して必要な介護の質をあげていく重要性を強調していました。また、会場には最先端の介護ロボットや現場に役立つ機器21点が展示され、実際に触れて体験していました。