那覇市では認知症への理解や関心を深めてもらおうと、予防策などが学べるカフェが開かれました。野島記者が「カフェでは、こちらの端末に出てくる質問に答えることで、認知症の度合いをチェックする事が出来ます」とリポートしました。
カフェは8日の「なはの日」に合わせ開かれたもので会場では、市役所を訪れた市民が、認知症のチェックや予防のためのテストを受けていました。また、脳と体を同時に使うことで、認知症の予防につながる体操なども紹介され、参加した人たちは楽しみながら取り組んでいました。
参加した女性は「やってみたいというのは、関心ありました。でも難しいです、結構」男性は「(まわりの)人にどうアドバイスしていいのか。これがなかなか筋がつかめないので、勉強と、自分のために来ています」と話していました。
那覇市福祉部ちゃーがんじゅう課金城真理枝主査は「自分が認知症かなと思い始めて、病院に行くまで、受診につながるまで、5年以上かかるかたがほとんどということで、データも出てますので、気軽に相談できる場で、早めに受診につなげて、(認知症の)予防であったり、進行を遅くして、地域の中でいつまでも生活できる環境を整えていけたらと」と話します。
全国では65歳以上の6人から7人に1人が認知症とされていて、10年後には、5人に1人に増えると見られています。認知症カフェは、今年度中にも市内12カ所の地域包括支援センターで随時開催されるということです。