年末年始の休暇前に気を引き締めなければいけないニュースが入ってきました。県は2020年12月24日伊平屋村で30人の新型コロナの集団感染が発生したと発表しました。
玉城知事は「伊平屋村では12月12日に1例目の陽性者が確認され、先週1週間に8人、今週に入って7人、そして本日新たに15人、合計30人の感染者が確認されています」と述べました。
県によりますと、2020年12月12日から12月24日までに伊平屋村の飲食店を訪れた人など合わせて30人が、新型コロナに感染したことが確認され、県は43例目のクラスターと認定しました。
2020年11月下旬、島外からこの飲食店を訪れた客の感染が発覚、飲食店では12月、イベントの2次会が開かれていて、従業員や客、その家族の感染が確認されました。村内の感染者全員がフェリーで本島に搬送され療養中だということです。
玉城知事は、医療体制が脆弱な離島でのクラスター発生に強い危機感を示しました。
玉城知事は「沖縄県内には伊平屋村と同様に医療体制が脆弱な小規模離島が数多くあります。さらに高齢者の割合も高く住民同士の交流が密であることが多いため、ひとたびウイルスが侵入すると一気に広がる可能性があります」と述べました。
玉城知事は離島の感染対策について関係機関と連携し搬送体制を整えているほか、年末年始を前に、来島自粛を求めている離島への渡航を自粛するよう求めました。
県が12月24日発表した新たな感染者は、伊平屋村の感染者15人を含め48人でした。