8月4日に過去最多の新型コロナ感染者が確認された沖縄県では、今週、最大で6000人の感染者が出る可能性があり、玉城知事が「過去のものとは比較にならない」と危機感をあらわにしました。
玉城知事「今般の感染拡大は規模も拡大速度も過去のものとは比較になりません。県民の皆様まず、県内の感染拡大が減少に向かうまでは2週間、全力で感染対策の徹底をお願いいたします」
玉城知事は、悪化の一途をたどる県内の感染状況を「外出すると誰でもどこでも感染するリスクがある状況」だと表現した上で、感染対策の見直しとさらなる徹底を県民に呼びかけました。
県では、感染者1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が2・43と高く、8月2日から8月8日までの1週間の新規感染者数が4500人から6000人にのぼる可能性があり医療体制に深刻な影響を与える危機が迫っていると分析しています。
玉城知事「県内でデルタ株への置き換わりが進んでいます、デルタ株は感染力が強く、ふとした接触で広がるため感染経路が特定できない、いわゆる市中感染が増えています。県民の皆さん、見知った顔の間であっても友人同士であっても同居家族以外との会食は感染リスクが高いためお止め下さい、あなたの身を守るため感染対策をご自身の強い意志で行っていただきたいと思います」