学校での感染拡大に素早く対応するために導入された簡易キットによる抗原検査について県内の教職員らでつくる組合が現場の負担増や安全確保への疑問を理由に導入に反対する声明を出しました。
県高教組川平長作書記長「学校への抗原検査は子どもの人権や教職員の安全が確保されない恐れがあることから、私たちは学校での抗原検査に強く反対を表明します」
文科省は、新型コロナ対策として抗原検査キットの無償配布を続けていて県内でも希望する高校に検査キットが届けられています。
しかし、教職員たちでつくる県内の団体は検査に医師などが立ち会えない場合、教職員が行わなければならず、事前の研修など負担があるうえ実際に検査で生徒が検体を採取する際のくしゃみをすれば飛沫を避けられないため感染のリスクが高いと訴えました。
沖教組の上原委員長は「子どもたちの安全安心を守る教職員がリスクを負ってやるべきものではない」と学校での抗原検査を厳しく批判しました。