宜野湾市の普天間第二小学校近くに設置された普天間基地の排水管から「PFAS」を含む汚染水が排出されていた問題で、市民らが市教育委員会に児童の健康状態などを調査するよう要請しました。要請を行ったのは「宜野湾ちゅら水会」のメンバーです。
メンバーは普天間第二小学校から250mしか離れていない基地内の消火訓練場で環境水の指針値の576倍のPFASが検出されたことがわかり、汚染水が雨水とともに校内へ流入した恐れがあるとして、児童などの血液検査の実施や校庭などの土壌汚染調査を要請しました。
対応した知念春美教育長は、基地からの雨水排水は改善され、また2008年から2011年までにグラウンドの改修工事をした際、全体的に土の入れ替えをしたことなどを挙げ、PFAS汚染の心配はないと述べたうえで、要請については、実施権限のある市長に報告すると回答しました。