今月は「中皮腫啓発月間」です。アスベストで健康被害を受けた人やその家族を対象に、那覇市で無料相談会が開かれました。
この相談会は「中皮腫啓発月間」にあわせ「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」が県内でもアスベストによる患者が増加傾向にあることを受け、病気になった人やその家族などから相談に応えることで救済や補償に繋げてほしいと開かれました。
13日の相談会には、琉球大学の医療ソーシャルワーカーや事務局のスタッフが訪れた人から直接話を聞いたり電話相談に応じるなど、今後の対応についてアドバイスをしていました。
中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会・澤田慎一郎事務局長は「ほこりの中で仕事をしたことがあるような人については胸が痛いとか少しせきが出るなど、自覚症状があった時はすぐに最寄りの医療機関に相談をして頂きたい」と話していました。
このほか13日は医師や専門家による県内の診療状況の報告や社会保障の支援のしくみなどの講演会もありました。