副作用を訴える高校生の保護者は「病気1つしない元気な子だったんですけどいろんな症状が出てきて」「どんどん症状が悪化して学校いっても手が動かない足が動かない気を失って意識消失担架で運ばれることがしょっちゅうあって」と話します。
これは子宮頸がんワクチンの接種後に実際に起きた副作用とみられる症状です。県内で初めて宮古島市で子宮頸がんワクチンの副作用による被害者の会が立ち上がり県に、早急な実態調査や医療費の支援策などを要請しました。
これまで厚生労働省を中心に積極的に接種が呼びかけられてきた子宮頸がんワクチンですが全国各地で接種後の副作用とみられる症状に苦しむ人が相次いだことなどから厚生労働省は2013年に任意接種に切り替えています。
15日県内の被害者家族が県庁を訪れ、早急な実態調査と医療費などの支援策を求めました。
県内では2011年からおよそ3年間で3万7000人余りが接種、そのうち、現在までに24人の副作用とみられる症状が県に報告されています。
保護者は「何が原因なんだろうとずっと苦しみ続けてきたので、みんなで元気になろうねと声掛けあいながら前に進んでいこうという気持ちでやっています」と話しまていました。
副作用は様々な症状を引き起こすことからなかなか医療機関で診断をつけることが難しいとされています。
今回声を上げた4人のうち2人は東京の大学病院で副作用と診断されたということですが、未だ治療法は見つかっていないので目の前の症状との戦いが続いるということです。一刻も早い対応が求められます。