親から虐待を受ける子どもを救助し、保護するまでの対応を確認する訓練が30日にうるま市で行われました。
警察と県内児童相談所が合同で取り組んだこの訓練は、虐待の疑いがある家庭の子どもを保護するために、実際にその家を訪れどう対応するかを確認しようと行われたものです。
訓練では、児童相談所の職員が育児放棄の疑いのある家庭を訪問し、衰弱した子どを救助・保護するまでの流れを確認しました。
訓練中、職員と育児放棄の疑いのある母親役の女性との間で「この家で泣き声の相談があったのでお子さんを直接見なければいけない」「それはそっちが勝手に決めたことですよね?ウチには関係ありませんので帰ってください」などのやり取りも交わされました。
また、親が興奮し、自宅に入ることを拒否した場合に、職員が部屋に強制的に入る事が出来る「臨検捜索」という法的な手続きをとる場面もあり、参加した職員らは救助の手順を確認していました。