高校生たちが出産や子育てについて学ぶ教室が7日、那覇市で開かれ、小さな特別講師たちも登場しました。
ボランティア講師の高良多美子さんは「(赤ちゃんは)脳と心臓が最初に出来ると言われていますので、女の人はいかに自分が妊娠したのかなって早く気づいて、自分の身体をいたわる」と話します。
将来、父親母親になる前に妊娠のメカニズムや出産について学んでもらおうと開かれたこの特別教室では那覇西高校の生徒たちおよそ30人が実際の胎児と同じ大きさや体重の人形と触れ合いました。
参加したこのクラスの大半は男子生徒たちで、積極的に赤ちゃんの人形でだっこの練習です。男子高校生たちは「お前練習しておけ」「俺、子どもあやすの上手いと思うぜ」と話しています。・・・と余裕の発言をしていたところに、7日の特別講師が登場。
3週間前に生まれたばかりの新生児をはじめ、およそ20人の赤ちゃんたちです。女子高生は「怖い〜小っちゃくない?」と話します。
一方、余裕の発言をしていた男子高校生たちは・・・
泣きだす赤ちゃんに困った様子。そしてミルクをあげる時も「誰か助けて・・・」
そこへ、お母さんがアドバイス。「話しかけてあげるといいかもしれないですね。ミルクだよーとか」と話します。
戸惑いながらも、お母さんたちのアドバイスをもらいながら、赤ちゃんと触れ合った高校生たち。「母親の大変さや、両親への感謝の気持ちが高まってきた」「将来、パートナーに子どもが出来たら、支えたい」と話していました。