再生医療に役立つ、臨床用としては世界初となるバイオ3Dプリンターが26日に県内で、関係者に披露されました。
このバイオ3Dプリンターは、培養して増やした細胞を0.5ミリほどの小さな細胞のかたまりにしたのちに、再生医療に活用できる立体的な細胞組織を作り上げます。まずは、血管や軟骨、脊髄といった組織再生への活用が期待されています。
沖縄高専、佐賀大学、そして石川県の産業メーカーの技術を結集して実現に漕ぎつけました。
沖縄高専生物資源工学科の千葉俊明特命教授は次のようにコメントしています。「東アジアや東京、香港と東京も同じ距離なので、そういった中にこういった構造体(細胞組織)をデリバー(配達)していく拠点になれたら、沖縄でやる最大のメリットになる」
これまでに、一括交付金およそ6億円を活用していて、5年後の実用化を目指しています。