県は、4年ぶりに確認されたはしか患者が12人まで拡大したことから、県内で流行の兆しがみられるとして、患者の発生状況を最も高い「レベル3」とし、注意を呼び掛けています。
はしかの最初の患者は台湾から沖縄に来ていた30代の男性で、これまでにこの男性と接触、あるいは同じ場所にいた人など11人がはしかと確認されました。患者の中には8カ月の男の子と6歳の男の子も含まれています。
はしかは子どもが感染すると脳炎などの合併症を起こす恐れがあり、1999年から2001年に流行した際には、県内で9人の子どもが命を落としています。
県では、発生状況を最高レベルまで引き上げて、早めの予防接種を呼び掛けるなど、警戒を強めています。