梅雨が明けて夏本番を迎えたばかりの沖縄県内では、暑さに慣れていないために熱中症のリスクが高まることから沖縄県が注意と対策を呼びかけています。
沖縄県の速報値では、5月1日から6月18日までの7週間で135人が熱中症で救急搬送されていて、なかでも3週間の入院を必要とする重症患者は2人でした。
そのうち65歳以上の「高齢者」が66人と最も多く、半数近くを占めていました。次いで、18歳以上65歳未満の「成人」が43人となっていました。発生場所別に見ると「住居」が最も多く57人で、半数を超えていました。
曇りや雨で比較的涼しかった梅雨が明けると一気に高温多湿な気候に変わり、身体が暑さに慣れていないために熱中症になるリスクが高まる傾向にあります。
県は暑さなどを感じにくい高齢者や、体温の調整が難しい乳幼児などは重症化しやすいことから「こまめな水分補給や室内温度の調整など周りの人が気にかけながら注意を促す必要がある」と呼びかけています。