南部医療センター・こども医療センターで、血液検査の結果を再検査せず、不適切な報告をしていたことがわかりました。
不適切な検査報告をしていたのは南部医療センター・こども医療センターの50代の男性臨床検査技師で、2017年12月21日から約2ヵ月にわたって血液検査で出た数値を再検査せずに検査済みとして結果を報告していました。
再検査されずに結果が報告された患者は364人いましたが、不適切な検査報告による健康被害はなく、治療方針に影響を及ぼすこともなかったということです。
病院では患者に検査内容を説明し謝罪することにしていて、今後は、測定器で自動入力されない検査の値は2人態勢で入力の確認をするほか、その日の検査データを無作為に抽出して適切に処理されているか確認することなど、対策を講じるとしています。