中学校卒業まで無料で医療を受けられる制度を求め、医師などでつくる団体が、およそ1万8000人分の署名を12日、県や県議会に提出しました。
署名を提出したのは、県保険医協会などを中心に構成される団体で、4カ月でおよそ1万8000人分の署名を集めていました。
県は10月から、こども医療無料制度の大幅な見直しを行い、一部の市町村を除き、未就学児の医療費の無料化を実施していますが、団体では、県内すべての市町村で、適用年齢を中学校卒業までに拡充することなどを求めています。
厚生労働省によりますと、全国では、およそ87%の自治体が、中学校卒業まで医療費を助成していますが、県ではおよそ半分に留まっています。会見でメンバーは、「子どもの貧困問題が深刻で、本土以上の制度が必要」と話していました。